・「…それよりさぁ　ひな…せっくすしたくなっちゃった…」

ロリコンとは想像と表現による代償行為をもってしか報われることのない苦行の道である。「さわらぬロリにたたりなし」と繰り返し呟くことで自分を戒めつつ、悶々として禁断の果実を見守るのである。もはや修道僧みたいなもんだ。しかし、想像の中でだけはその禁じられた欲望を満たすことで、孤独な少女の心を癒やし、魂に開放をもたらすことができる。ちびっ娘が不幸になることを望まぬ御免なさいさんの優しさと欲望が葛藤となってグツグツと煮えたぎる作品群をいつまでも読み続けるために、ニッポンの表現の自由は死守せねばならぬと涙を浮かべて拳を握らせる至福の一冊である。

・初めてエロ漫画で感動した

最終話に時事ネタで感動させられるとは思っても見なかった。 色々考えさせられる作品

・ありがとう

なんといってもハッピーエンドが好きです。ロリものは背徳的な要素であり、ハッピーエンドにならないことも他のものと比べると多いように感じられますが、こちらは安心して読めました。死刑になったときは衝撃を受けましたがw

・非実在少女を題材に描くお花畑

「可愛くて感じやすくて素直で優しい少女（処女）が童貞のボクをリードしてくれたらなぁ」という、お花畑全開の設定が乱れ飛ぶ短・中編集。 個人的にここに描かれる年代の少女には全く興奮を覚えないのだけれど、ここに描かれているストーリーには素直に感じ入ります。いずれの作品も、読む者に有無を言わせない迫力と勢いがあり、そのくせ愛情で話を締めくくるから見くびれない。 ロリコンの妄想と切って捨てられない何かが確かに存在する一冊。

・神聖なるちびっ娘愛

好ききらいは別として絵とストーリーの圧倒的な集中力にはだれでも?すごい！?と感じるはず。そして、作品の底を流れるやさしさに触れたならば、ずっとこの純情で小悪魔なロリが支配する御免なさい帝国（＝どどめいろ市）に留まりたいと願うことでしょう。個人ベストは超女尊男卑社会となった未来の日本で禁断のちびっ娘専用車両に誤乗車してしまったサラリーマンがちびっ娘たちと怒濤のセックスバトルを繰り広げる「脱出！ちびっ娘専用車両」（前・中・後編）。クールな眼鏡の多波兵ちゃんと生意気な夕妃乃お嬢様とのバトルは私的に殿堂入りの名場面。「さわらぬ神にたたりなし！」の廃ビルの踊り場でしゃがんだままのバックスタイルもヘビロテ直行。おしっこの姿勢で後ろからってところがツボなんだよね。

・初めてエロマンガで泣いた

あまりエロマンガを読むタイプではないですが、久々に読みたくなり、以前から気になっていたこちらをチョイス。 感動してしまったのでレビューを書かざるを得なかったです。 1さわらぬ神にたたりなし！ ロリっ子が同級生の見栄のために大人の階段を登ろうとする。「ネットのエロ動画でこういうの詳しいから」といいのけて冴えない大学生をリードしようとするも結局小●生的な感性のままであるところが最高にかわいいですね。 2脱出ちびっ娘専用車両 極端な女尊男非の世界での話で、それゆえ日々虐げられて鬱憤が溜まった主人公が暴発して暴言を吐きながら使い捨てるようにセックスをしまくる。正しくは脱出するために仕方なかったわけですが、そういう世界観であるとはわかっていても個人的にあまり好めなかった作品。でも相変わらず表現方法がうますぎるし、ボスの子がこじらせ処女であることが最高ですね。 3ロッカーの神様 こじらせたロッカーの神様がかわいい。 「素股ならいいよ」と小声で言ったもののそれが男に誤解されて挿入されてしまうシーンはこの世のあらゆる食い違いのようなものの悲しさが表現されてる。 4偉大なる詐欺団 アイドルのはなし。最後の少年マンガ的展開に思わず涙目 抜ける度でいえばこの話が一番高いように思う。「今日で世界が終わっちゃうみたい」と思えるのなら、セックスでもなんでもいいんだと思う。そう思える瞬間を彼女たちは迎えられたことがとても良かった。そしてオチでほんとうに終わってしまうところが著者のギャグセンスというか漫画力の高さが伺えます。 5ひなちゃんと歩くATM 涙腺崩壊不可避。なぜこのロリっ子はこの男にすがりつくのか？背景が見えてこないなと思っていましたら、それが完全に回収される流れにまんまとやられた。 愛ってこういうものなのかなあとふと思いました。 エロだけではなくマンガ表現が本当に達者な方で、一般誌で描かれてもおもしろいものができるんじゃないかと思ってしまいました。 ほんとうに、表現者としか言えない。脚本がしっかりしてるしただの抜けるマンガじゃない。抜きましたが、そのあと読み進めて笑い、泣きました。 この本では処女や童貞であるキャラクターが目立ちます。そしてすべてハッピーエンドで終わっています。脆くてすぐ壊れてしまいそうな純愛が、目いっぱい詰まっています。

・評価の星がバラの花なら千の花束にして献げたい。

御免なさいさんが表現の魔に魅入られた真性の物語作家であることは疑いのないところです。それだけに毒性も強いし、ロリに耐性のない人は読み通すことすらできないでしょう。かくいう私も読み終わってしばらくは現実に戻ることができませんでした。で、現実に戻るとすぐに『おませで御免！ 新装版』を買ってしまいました。もう現実に戻れなくなっても悔いはないと思えたからです。でも、やっぱりしばらくすると現実に戻ってしまうのです。逢魔が刻は短いのです。神（ロリ）に触れたら天罰覿面なのです。そんな諦念が作品の底に深々と流れているのを感じます。描いても描いてもそれが現実になることはありません。それでも神（ロリ）を憎みきれず、最後の最後にはきっと幸せにしてしまう御免なさいさんが大好きです。

・待ちながかった

巻末にも書かれていますが書き直しページが大量にあって、ファンとしては「掲載紙も買っとくべきか？」と悩みます。 前単行本の方が黒いのに(暗いではないよ)前単行本以上の書き込みを感じます。書き込み多目が好きな人にはお薦め。あと昭和顔とか結構現実感のある没個性な服とか平気な人はお試し下さい。 表紙よりも中の試し読みで絵柄が分かると思います。ストーリーは、慣れが必要かもです。私は前作は、初見はダメで、一ヶ月後以上たってから急に欲しくなりました。 参考にならないかも知れませんが、私はキスシーンがお気に入りです。

・素晴らしいの一言。

ぜひ読んでいただきたい、逸品でございます。 この作品に出合えたことに感謝！！！ ありがとうございました。

・大満足

ボリュームもあって実用も◎。雑誌連載の時から拝見してましたが単行本で見て更にこの魅力にきずかされました。ロリが好きなら買って損なし。