・ダークネスなエピソードが目白押しな作品集

煌野一人氏が描くダークネスでエロいエピソードが揃った作品集です。 収録された各エピソードはそれぞれ２話～４話の中編となっています。 全体的にヒロイン達が快楽に流される様やえげつないまでの凌●はとてもエロいのですが、 「アップライジング」や「ヴードゥー・スクワッド」には登場ヒロインの一部が鼻血を流す描写があるなど、 苦手な人には合わないかもな描写も散見します。 各エピソードの大まかな見所と個人的に人を選びそうだと思う部分は以下の通りです。 ・「パラサイトクイーン」 地味系JKの穂波が謎の生物に寄生されてしまった事でどんどんビッチ化していくのが見所です。 穂波自身もそんな自身の変化に戸惑いつつ、どんどん快楽に染まっていってしまいます。 話のネタ的に続く「パラサイトクイーン-classified-」共々寄生虫要素があり、 穂波の子宮にいる寄生虫がセックスを通じて相手の性器に入り込んでいきます。 ・「パラサイトクイーン-classified-」 陸上部員の千尋が穂波と同様に寄生虫の効果で淫乱化していく快楽堕ちが見所。 後半では穂波も加わって３Pや乱交もあります。 作中では相手の男の精巣から千尋の子宮に精液と共に寄生虫が注入される描写があります。 ・「アップライジング」 全編通してオーク達によるレ●プで快楽に堕ちていく女達とその後の妊娠ボテ腹化や人間牧場が見所です。 可憐な姫騎士も凛々しい女親衛隊長も主任研究員の才女も博愛主義の侵入者(※）も、 みんな等しくオークに凌●されて快楽堕ちしていきます。 （※：作品の設定的にオークは知的生物で、この侵入者は実験動物扱いされているオークを解放しようとしていた。） 作中の後編ではエーファの入ったカプセルに押し付けられたリーゼルが鼻血を流したり、 更にそのリーゼルやエーファなどがオークを出産するシーンなどもあります。 ・「ヴードゥー・スクワッド」 全編通して大量のゾンビによる輪●とそれによってゾンビ化しながら快楽堕ちしていく女達が見所です。 主なヒロインは、 特殊部隊の隊長のサラ、 新米隊員と見せかけて実は別組織のエージェントのマヤ、 ゾンビを操る首魁のエルミダ、 の３人で、終盤は他の女達も交えつつ彼女達の乱交が展開します。 終盤のHシーンでは、とある理由で脳に過負荷が掛かったマヤとエルミダが鼻血を流してしまいます。

・ハードな作品

寄生虫、オーク、ゾンビと異種の物が扱われており、ハードな表現も多い。好みが分かれそうな作品。 ノーマル系統である私は興奮が覚めた時に複雑な気分になった。読んでいる時も読み飛ばしてしまう描写もある。 悪くはない部分もあり、くどいようだが好みが分かれる。ジャケ買い注意作品。

・寄生虫、体液、呪術によって変貌する女たち（グロはなし）

個人的に「パラサイトクイーン」が大当たりでした。 「パラサイト～」はある寄生虫に寄生された地味子ちゃんが性衝動を抑えられなくなって見境なく相手を求めていき、繁殖した寄生虫がセックスした相手にどんどん寄生先を増やしていくという話。 寄生虫の副作用（というか元はこちらが本来の狙いらしい）で規制主の容姿や精神もより異性にとって魅力的なものに作り変える効果があって、最初の寄生者の地味子ちゃんは垢ぬけた見た目に変化します。 この変化は個人的には地味子のほうがエロさのギャップがあって好きだったので正直なところ残念です。 メインキャラは地味子ちゃん、同じ漫研のオタクメガネ君、そしてメガネ君の幼なじみの陸上女子、この３人。 平坦な日常が変わる前までは各々が想っていた相手。 そのかつての想い人の目の前で違う相手とセックスすることに誰も罪悪感なんかまるで感じずに快楽にふける倒錯感がたまらないです。 あとの二つの収録作品も簡単に紹介します。 「アップライジング」はオークの養殖場が人間の養殖場になる話。オークの体液には催淫作用があるので絵面はハードですがどちらかと言えば快楽描写より。腹ボテ、出産あり。 「ヴードゥー～」は人間が理性や知性を失い破壊と暴力、性欲に染まっていき襲われた人間も次々に同じように変わって行くゾンビものっぽい感じ。理性皆無のセックスとも交尾とも言えないような精液ゲロあり、壁尻あり、基本多人数プレイの快楽の宴です。 こちらの話もゾンビ化の効果で即座に快楽に染まるのでやってる内容の割には痛みや苦しみといった要素はほぼないです。 各作品とも話しのキーとなるアイテムやワードは過激なものですが、グロではないので苦手な方も安心して読めると思います。

・パンデミック

魅力的なヒロイン達が異形的存在に犯●れド派手にアクメする作品です。前単行本以上の、過激さと強烈さでハ-ドコアな内容となっています。過激な分、実用性も本当にバッチリで非常に良かったので購入をお勧めします。

・いいですね

エロさをよくわかってる感じで、設定がとにかくエロイこと多くてよかったです。絵柄もかなり好きなタイプでした。

・例えるならば快楽災害だ

大きく言って三つの短編集が入っている。どれも人間が引き起こした、人外の生命による災害という共通点がある。 寄生虫、オーク、粘菌。寄生虫と粘菌は人間が操られてやりまくるちょっと似ている。オークはオークが人間が襲われ孕まされる。 どれも魅力的な作品だが特にお気に入りは粘菌の話かな。 調子に乗ってる悪女が粘菌人間に犯●れ、自分も粘菌人間なるのがいい。 どの災害もエロく描けるのはさすがと言うほかない。 異種姦が好きな人は買って損はない一品である。